第4回 うま旅 落花生ツァー
- 2009/09/28(月) 11:33:52
2009年9月19日(土)7:45、東京駅を出発した「うま旅」の27名。
8時出発予定が、全員集合が早かった。
のちのちこの15分が、大きく影響してくる。
シルバーウィーク初日、渋滞が予想されたが千葉方面に向かう車は案外少ない。
車中、ビッグホリデーの橋本君のご挨拶。
増田レアと南里による参加者点呼。
増田レアから「うなかみの大地」や落花生についての説明を聞く。
落花生とは、なんとも不思議な植物である。
花をつけたら、土中に潜って実をつけるのだ。
「うなかみの大地」到着。
強風に運ばれてくる田舎の匂い。
代表のお二人から簡単なお話を聞いた後、掘る気満々の我々はさっそく落花生畑へ。

「一人5株掘っていいですよー」
土が柔らかいので、すぐに抜ける。
次は根っこから落花生をもぎりとるのだが、私はこれが異様に早かった。
ガガーッと、ガガーッと、性格出ますな、わはは。
続いて、サツマイモ掘り。
次々に大物を掘り当て、大はしゃぎのみなさん。
ふと気がつくと、私のまわりにサツマイモが積まれている。
「ぺがにお土産持ってくので、ご協力お願いします」
と言ったから?
おかげで帰りの電車では、ビニール袋からはみ出たサツマイモが周囲の注目を集めた。

「よかったらオクラもどうぞ!」
取りたてのオクラの美味いこと!
ひとりが食べると、「我も我も!」となるから面白い。
最後まで太っ腹な「うなかみの大地」に別れを告げ、バスは屏風ヶ浦へ。
強風の中、波と戯れ、屏風ヶ浦の景観に見とれ…。
待望の昼ご飯は、犬吠埼灯台に近いなぎさ本館の食堂。
新鮮な刺身と煮魚、そして地酒。
美味しいのが1番!

食後は99段の階段を上って、灯台から荒ぶる波を眺める。
雨は降らないものの台風の影響で、ダイナミックな海の動きに感動。

サクサクと前倒しにバスは走る。
最終目的地は香取神宮。
車中で、神社の眷属クイズをしながら、神社でのマナーなどもお話する。

赤い曼珠沙華が咲き乱れる参道はヨダレがたれそうなお土産物でいっぱい。
武神にふさわしい佇まいの香取神宮、ご神木も立派。
対の鹿島神宮の摂社や、奥の院の要石も神秘的。
入り口近くにある左右の池なぞ、ビンビンのパワーが漲っていた。



帰りの渋滞もさほどではなく、結局1時間早く東京駅に到着。
みなさん、落花生とサツマイモ、その他のお土産物を背負い、なおかつ余力を残して帰路につく。
さて、みなさん、食と人、猫と食、人と猫、どこかでリンクできただろうか?
今後も食の増田、猫の南里、ともに食いしん坊の二人で、うま旅ツァーを企画していきたい。
お気軽にご希望ご要望などお寄せいただきたい。
猫にマタタビ 人にうまたび 「落花生ツァー」
- 2009/07/24(金) 15:47:44
ひょうたんから駒、9/19のツァーが確定
落花生掘りツァー!

【バスツァーの行程】
8:00 東京駅集合 車中、増田&南里のトークあり
10:00 千葉県旭市「うなかみの大地」で、落花生掘りとその他野菜の収穫
12:30 九十九里浜の郷土料理店で海の幸昼食

14:00 景観屏風ヶ浦を眺めつつ、自然のパワースポット犬吠埼灯台へ
16:30 パワースポット香取神宮 参拝

19:00 東京駅解散
●9/19(土)日帰りバスツァー 「うまたび・落花生ツァー」(仮タイトル)
食の専門家・増田レア&猫の伝道師・南里秀子企画
旅行会社 ビッグホリデー
●参加代金 8800円 昼食代、「うなかみ」の野菜代金、香取神宮入場料込み
「開運招き猫ツァー」のバージョンアップ企画。
お約束の野菜、パワースポット、うまいもんの3本柱はもちのろん。
よりディープに、より美味く、より楽しく、よりパワフルに!
普通のツァーではまず行けない、見れない、聞けない、味わえない濃密な内容だ。
出し惜しみ一切なし。
今後もこのツァーで全国を食べ尽くしますぞ!
ささっ、みなさん、ご一緒に!
猫はご機嫌元気な人が大好きにゃのよ。
お申込みはココをクリック!⇒申込みフォーム
昇仙峡ツァーレポート
- 2008/11/11(火) 14:16:15
2008年11月8日(土)7:10、北風がびゅーびゅー吹きすさぶ新宿京王プラザ前。
参加者が続々とやって来て、挨拶を交わす。
「お昼にほうとう食べようねぇ」
かなりの冷え込みだが、みなさん元気だ!
定刻7:30、バスは山梨に向けてスタート。
ビッグホリデーの橋本君は、今回ひとりでツァーのお世話役で、少々緊張気味かな。
30分後、目ウロコセミナー開始。ようはナンリの勝手なおしゃべりなのだが、高速走行中はシートベルト着用とのことで、マイクを持ってもみなさんの顔が見えない。これはやりづらい。
で、途中から身体をひねってしゃべった。今回は初めての方も多かったが、みなさんノリがいい。
さて、小雨まじりの天気のせいか、懸念された渋滞もなくあっという間に「風土記の丘産直市」に到着。

「野菜命!」の私のツァーに産直市は欠かせない。
ビタミン大根、たけのこ芋など初めて見る野菜もある。
「わっ、やすーい!」
新鮮で生きのいい野菜たちを見てるだけで、ワクワクしてくる。

買い込んだ野菜は、ビニール袋に赤マジックで名前を書き、バスの下に収納。長ネギなど客席に持ち込むと大変な匂いで目が痛くなるのだとか。
昇仙峡への裏街道を通って金桜神社へ。山に入ると雨が止み、紅葉が出迎えてくれた。なにより車が少ないのがいい。観光地は極力避け、その代わりパワーのあるいやしろ地を目指すのがナンリツァーの特徴なのであーる。

さて、水晶をご神体とする金桜神社、バスを降りた瞬間、お線香と杉の香りに包まれた。
雨上がりの清々しい空気に、みんなで深呼吸。

なんとも福々しい大黒様や、由緒のある鬱金の桜、登り龍・下り龍、境内には七五三の参拝客。鳥居から本殿に至る石段がまた素晴らしい。観光ルートにはまず入らない神社だからこそ、邪気がほとんどなく、実に清浄な雰囲気だった。




バスで数分移動し、昇仙峡ロープウェイに乗る。紅葉ベストシーズンの醍醐味を満喫。


11時から1時までは自由時間で、各自お昼ごはんやお買い物を楽しむ。山梨といえば「ほうとう」だが、これ「宝刀」と書くんだそうな。戦国武士が戦地で料理する際、宝刀を使ったことから。

山女の塩焼き、まつたけ、ブドウ、ワイン、そして水晶。
都会の石専門店をあざわらうかのようなどでかい石が町中にあふれていて、笑ってしまう。あるところにはあるもんねぇ。


寝坊してバスに乗り遅れたIさん夫妻が、ここで追いつけ、みなと合流。よかった、よかった。これで27名全員勢揃い。
食後の昇仙峡ハイキング、これが予想以上の景観。滝あり、奇岩あり、鮮やかな紅葉に歓声とため息。




橋本君が赤いビニール傘を持ち、「赤いパラソルチーム、移動しまーす」と先導する。彼一人背広姿でいかにも寒そうである。

ちなみに今回のツァーは男子率が高くて、27人中5人。
約1時間の川沿い散歩もあっという間。

最後の目的地は酒折ワイナリー。

山梨トリオの母、窪田さんがお手製のマクロビケーキ持参で待っていてくださった。

1年ぶりの再会、お元気そうでなにより。山梨トリオの近影写真を見せていただく。初対面の方も猫の写真があれば、話題はつきない。
工場見学が終わると、さっそくお待ちかねの試飲とショッピング。見晴らしのいい高台に立つワイナリー、ほぼ我々で貸し切り状態だったのも好都合だった。

最後に全員の集合写真。赤いパラソルチーム、いい笑顔!

バスの中、全員で三本締め、いやー、いかった!
18:20、大きな渋滞もなく、予定より40分早く新宿駅に到着解散。
楽しかった、お疲れさま、またねー!
みんな野菜の袋を持ち、いい笑顔で猫さんの待つ家に帰っていった。
今回も得難い経験をさせていただき、感謝、感謝である。
春にまた、お会いしましょうね。
南里秀子
(写真:熊田治江 ※一部なんり)
第3弾 昇仙峡とワイナリーの旅 申し込み開始!
- 2008/08/11(月) 07:54:53
ナンリと行くパワースポット 第3弾は日帰り山梨旅行
11月8日(土)
恒例の産直市つき猫談義ツァー
『昇仙峡とワイナリーの旅』

お申し込みは
ビッグホリデー株式会社
TEL 03−3818−6500
担当 並木・橋本 まで!!
今回のツァーも盛り沢山な内容ですよ〜。
7:30 新宿駅西口からバスに乗ってスタート!
まずは
風土記の丘農産物直売所でお買い物!
http://www.e-kofu.com/www/index_k/org/nakamichi.html
甲府盆地南部は四季を通じて豊富な農産物があるところ。
地元パワーたっぷりの農産物たちは、見ているだけでもワクワク!
マイバッグを持参すれば、5円のキャッシュバックという
エコ活動もあるようなので、協力しましょう♪
次は山間部に入って
金桜神社
http://www.yamanashi-kankou.jp/

ここは、医療・まじないの神様「小彦名命(スクナビコナ)」がご祭神。
2000年もの歴史があります。
屋根を大きく広げた優美な社殿!
水晶のお守りは、古くから金運・厄除けのお守りとして有名です。
そして 日本一の渓谷美を誇る
昇仙峡へ!

http://www.shosenkyo-kankoukyokai.com/b/index.html
すばらしい紅葉の中、ロープウェイに乗ってハイキング。
その後は、待ってましたの
シャトー酒折ワイナリー

http://www.sakaoriwine.com/
酒折はヤマトタケル伝説の残る土地。
快晴の日は南アルプスが一望に見渡せるとか♪
地下のセラーで熟成の神秘を肌で感じて、試飲!試飲!
もちろん今回もバスの中での
ナンリの目ウロコセミナー付きです!

きっと、毎日をハッピーに過ごす秘訣をお土産にできますよー。
こーんな盛りだくさんで
旅行代金は 8,000円ぽっきり!
さぁ!皆さん、お誘い合せてお申し込みをよろしくです。
もちろん一人参加も大歓迎です!
猫がいてもいなくても、絶対楽しい旅になること間違いなし!
お申し込みは
ビッグホリデー株式会社
TEL 03−3818−6500
担当 並木・橋本までお願いします。
=行程=
新宿駅西口 7:30 =風土記の丘農産物直売所 =金桜神社
=昇仙峡ロープウェイ(自由昼食) =昇仙峡ハイキング
=シャトー酒折ワイナリー =新宿西口
こんぴらさんとうどん巡礼の旅 ちびちびといっしょに
- 2008/03/31(月) 11:27:38
●1日め 羽田空港集合
3月14日金曜日朝7時。
「高松空港濃霧のため、場合によっては伊丹空港に着陸の可能性もございます」のアナウンスが流れるが、絶対飛ぶ!と思っている私は、現状の空腹をどうやってなだめるかのほうが最重要課題だった。
空港売店先で「米八の稲荷寿司をシェアする人いる?」と声をかけると、「ハイ!」「ハイ!」と手が挙がる。
なんとノリのいいメンバーたち!
今回東京からの参加者は、20人の定員を大きく下回った12名。
仕事の職場環境も移動や変化の多い3月、それも金曜日出発という条件を押して参加してくださったみなさんには心から感謝だ。
そして、赤字覚悟で催行してくださったビッグホリデーさんには、「いつかご恩返しをしますで、それまで末永くおつきあいくだされや」と申し上げたい。
前回同様添乗員の並木さん(ちびちびによって猫に開眼したオトコ)、そして今回研修参加の橋本君(23歳 高校時代琴で全国大会に出たオトコ)、なにとぞよろしく!
南里秀子(出発の3/14は猫好きだった父の32回目の命日)、前回の伊勢神宮ツァーでの反省を活かして、今回全身全霊、一生懸命に勤めさせていただきまする。
ちなみに前回の反省は、夕食の量が足りなかった(猫barのたっぷり野菜料理に慣れたメンバーには絶対物足りなかったね)こと、夕食後南里が飲みに出かけてしまい、みなさんとじっくり猫談義をする時間がなかったことなどである。
いやはや、至りませんで申し訳なかった。
そして今回は3月11日にお星様になったちびちびが守り神としていっしょに来てくれている。
私にとってこんな心強いことはない。
ちびちびパワーはツァー中、何度もラッキーミラクルとして体験する事になった。

●高松空港に到着
飛行中かなり揺れたものの無事高松に着陸。
前夜、高松入りしていた並木さんが空港で出迎えてくれた。
「いやー、さっきまでものすごい霧だったんですよ」
早くもちびちびパワー!
ま、前回も初日どしゃぶり雨でスタートしているので、我がツァーに悪天候は恒例である。
雨が降れば、花粉も飛ばないし、マイナスイオンで空気がきれいになるし、こんぴらさんの階段を登るのは明日だしね。
この雨は慈雨。参加者全員、雨など気にする人は皆無で明るい、明るい。
アマテラスファミリーが大分参加してるせいかしらん、おほほ。
●琴参バスに乗って
車体横腹に亀とうちわのマークがついたパステルカラーの大型バスは、バスガイドさん付きで、ひとり4席使える贅沢さ。
ほどよい参加人数でよかった。決して負け惜しみではありませぬよ。
で、運転手さん横のガイド席で、マイクを握ると、なんともいい気分なんすよね。
ほうっておけば、いつまでも話し続けてしまいそう。
まずはツァーのルール説明ね。
「すみません」という言葉はNG,罰金100円制は猫の森事務所と同じ。
なぜ「すみません」という言葉を使わないか?
Oリングテストで実験する。親指と人差し指で作った『O』が、「すみません」でパカーッと開いてしまう。
「ありがとう」では、しっかり閉じたまま。
自分の身体に良くないものはO が開いてしまうという不思議なテスト。
「あらーっ、ホントだ!」
「やだ、ウソ!」
つまり、普段なにげなく連発している『すみません』は、『ありがとう』や『ごめんなさい』と違って、魂が込らない空虚な言葉なんですねー。
意味のない言葉、心がこもらない言葉を発していると、自分の魂がどんどん痩せてしまうの。
特にいっしょに暮らす猫たちへの悪影響は計り知れない。だから、猫とのハッピーな関係を望む第1歩は『すみません』を使わないこと。この言葉は、ちゃんと他の言葉に置き換えることができる。
さぁ、各自考えてみようね。
ガイドさんに、
「あの、そろそろ、うどん屋に到着しますから」
と言われて、にゃに?もう、着くんかい?
「ほなら最後に一言。今回のチーム名を発表します。ちびちびこと猫の森光子にちなんで、『猫の森ファミリー』。みんな家族、仲良く、目一杯旅を楽しみましょう!」
イェイー!
●最初のうどん 池上製麺所
このうどんやには名物るみばぁちゃんがいて、
「あんたら、どこから?」
と歯のない笑顔で、ひょいひょい歩き回っては気軽に声をかけてくる。
「いっしょに写真撮ってください」とか「握手して」とか言われて、ものすごく嬉しそうにしている。いいなぁ、元気ばぁちゃん。
店は小さいが駐車場には車がかなり停まっている。
平日の午前中だというのに、みんな好きねぇ。

行列に並んで、いよいようどんを注文する。
小=1玉、中=2玉、大=3玉と言われるが、だいたいにおいて1玉がどんくらいの量なのかもわからん。
でも、この後もう1軒うどんやに行くのだから、「小」にしとこか。
どんぶりに茹でたてのうどんを入れてもらい、先に進むと天ぷらコーナーである。
ヒャー、ヒャー、どうしよう? どれを選べばいいのだ、自分?
頭が真っ白になるー(こんなことでなるな!)。
結局、わけわからんけど、1番大きそうな穴子らしきものをむんずと取った時には息も絶え絶え。
すぐ後から人が迫っていて、無言ながらも「ちょっと早くしてよねっ」的なプレッシャーがかかるのである。
私はたいていのことには動じない人間のつもりだが、こと食いもんになると優柔不断で気弱になってしまう。もっと強くならなければ!(こんな時に決意すな!)
ここ池上製麺所は会計先払い方式。
係のにいちゃんが、私のどんぶりを一瞥し、
「200円」
へっ? これ、たった200円でいいの? ホンマ?
思わず顔がほころぶ。
財布から急いで200円を払う。
こんなとこで万札出したら、嫌われるやろなー。
無事会計を済ませ、レジ近くに置いてあるネギ、ショウガをトッピングし、最後にダシ。
ここで、おのおのダシレバーをおろし、好きなだけダシを注ぐのだ。
こぼさず、上手に入れたら、外の簡易食堂みたいなところに移動。
椅子とテーブルがあって、あっちでズルズル、こっちでフウフウ言いながら、みんなうどんを食べている。
となりの畑でヒバリが鳴いて、のどかこの上なし。
さて、食べるぞー!っと、その前に証拠写真じゃ。
いたるところで、デジカメのシャッター音の後、一転静かになる。

ああ、夢に見た本場のさぬきうどん(涙)。
最初の1本、お、これは、むっ、これは!
まさしくうどん(当たり前じゃー)!
軽く興奮しながら、うまうま顔で食べる。
3口めくらいで少し落ち着くと、隣の人と目が合う。
すぐさま以心伝心、相思相愛、熱烈歓迎的成り行きになる、つまり、
「こっちの食べてみる?」
「うん、うん!」
である。
これで、いろんな味を楽しむ猫の森ファミリー。
ぶっかけも釜揚げもあつあつも全部賞味できる。
天ぷらは種類が多いので、全制覇は無理でも、3種類は賞味したぞい。
私の選んだヤツは穴子ではなく、なんかの白身魚のようであった。
揚げたてなら、もっとうまかろうが100円で文句は言えんな。
食べ終わった人は、お土産に目が行く。
なんとツァー開始1時間もしないというのに、土産にうどん12ケース買い込んだ強者もいる。
まぁね、バスの座席はふんだんに使えるから、いいんだけどね。
●栗林公園は松林公園
次に向かったのは栗林公園。
雨が振り出し、傘をさして園内を回る。
名前は栗林なのに、広大な敷地には松が圧倒的に多い。
ガイドの真理ちゃんのトークが絶妙で、笑い声が絶えない。
オンナ松とオトコ松も見分け方、木の色も葉もみごとに違うことを初めて知った。
盆栽技術を活かした名木の数々。
雨に濡れた庭園の佇まいに静かな歓声があがる。
正直言って、私は栗林公園にはまーったく興味も期待していなかったが、いやー、いいもの見せてもらいました、ありがとさんという感じ。


映画『春の雪』のロケ地だったそうで、そういわれれば「おぅ、そうだ、そうだ、妻夫木が舟に乗ってたのは確かにここじゃー」。
こんな小さな倖せ積み重ねー♫、なんちゃってね。
無料ガイドにはお決まりのお土産屋がついていて、苦労人真理ちゃん(20代の頃天地真理にそっくりだった写真を持っている)に報いるために、私は地ビール「さぬきビール」を注文。
(ちなみにお薦めは値のはるオリーブオイル化粧品だった。)
いやはや、「地ビールにうまいものなし」の定説は覆らず。
さぬき滞在中二度とビールは飲むものかと心に誓う。

●霧の屋島で土器なげ
雨は激しさを増して、屋島の展望台は真っ白。
「こんな濃い霧は珍しいなぁ」
メンバーは落胆するどころか、濃霧を楽しんでいる。実に楽観的、ポジティブな猫の森ファミリー。
そして、名物の土器(かわらけ)投げに挑戦する有志。
霧の中に輪っかの的がある。
直径5センチほどの小皿状の土器を投げて、その輪を通すのだ。
落語の「愛宕山」では、お大尽が土器のかわりに小判を投げて、全部外してしまう。
落ちた小判をやると言われ、太鼓持ちの一八が谷底に降りていくという噺。
ちょうど来る4月4日のキムシン落語inにゃんり亭で、木村家弁護士こと木村晋介が演じる演目だ。
はたして、キムシンは実際に土器投げをやったことがあるだろうか?
結局、最年少参加者のミチルちゃん10歳が1つ通過させたのみ。
案外難しいものらしい。でも勝手に、猫の森ファミリーを代表して通過させたものと見なし(どんなことでもいいように解釈する癖あり)、十分満足してバスに戻る。

●うどん本陣山田屋本店
午後2時、2軒目のうどん屋はセルフの店ではなく、赴きある庭の眺めも素晴らしい山田屋本店、ここは一般店である。
重要文化財の門を持つお屋敷で風情がある。
おしゃれな雑誌に取り上げられ度高しの店ですな。
案内にたったスタッフの関さんもテレビや雑誌で取材慣れしている様子。
最初通された席は、テーブルが2つに別れてしまう。
なんとかならんの? という視線で関さんを見ると、すかさず、
「実は13人席があるんですわ。どうぞこちらに」
参加者12名が向かい合って座り、私がテーブルの端に収まるとぴったり!これもちびちびパワーのなせる技。
「さっきのうどんとは麺の味もコシも違うねー」
「天ぷらはやっぱり揚げたてがいいね。お、この人参の甘いこと!」
「冷たいもの、あったかいのも、どっちもいけますねー(ズズズー)」
ワイワイ、ングング、にぎやかなのに全員の話がちゃんと見える。

さて、私がスタッフお薦めの釜ぶっかけ定食(うどん、天ぷら、寿司などで1050円)を夢中で食べている最中、ポケットの携帯がブルルーと震えた。

「安芸ですが、もしよければ、これからうちのレストランにいらっしゃいませんか?」
CSねこいろの安芸さんは、ご夫君とイタリアレストランも経営しているのだ。
ホームページでチェックして、すごく行きたかったのよー、ラ・フレスカ!
ちびちび、またしてもありがとうね!
みんなに告げると大喜び。
朝の集合時間が早かったので、寝ていない人も多く、冷たい雨のせいもあって、
「観光はいいから、セミナー会場で一眠りしたいんだけど」
という声が多かったのだが、
「安芸さんのレストランなら行きたーい!」
みんな、パッと顔を輝かせる。
フレスカ行きが決定した後、山田屋の趣きのある庭園を散策。
おあつらえ向きの縁側に座ると、昔懐かしい感覚が身体によみがえってくる。

ああ、日本人だなぁ。
苔むした庭が雨に濡れて、緑色の深みを増す。
このまま、ぼーっとしていたい。
私にとって、この縁側の感触はデジャブのようにしっくりなじむのだった。
●ラ・フレスカhttp://www.la-fresca.com/
山田屋を後にして、琴参バスは猫の森ファミーを乗せてラ・フレスカヘ。
安芸さんは自称雨女、嵐を呼ぶオンナとの噂もある。
確かに彼女の参加した伊勢ツァーもキャットシッター養成講座も初日は雨だった。
雨乞いにはもってこいの人物ということだわな。
黄色いミモザに縁取られたおしゃれなレストランが見えてきた。
「みなさん、ようこそ!」
ショートカットの髪がよく似合う安芸さんがお出迎え。
「わぁー、素敵!」
店内に入ったみんなから歓声が上がる。

おお、確かに! 確かに!
天井が高く、三方が窓。
開放感がある店内は、居心地がいいばかりか、その日ホストデビューのラテ君(シャム猫ミックス)の登場で、さらに素敵な空間になった。
安芸さんの入れてくれた紅茶をいただきながら、バスの運転手さん、ガイドさんを含めた全員が完全にリラックス。


ラテ君は、最初こそ緊張していたが、あちこちからあがる賞賛の声が徐々にお気に召した様子、クマちゃんのカメラにも物怖じしなくなるまでに大して時間はかからなかった。
君はいいホストになるよ、ラテ君。
●津田の松原・洗心亭
猫セミナー開始の1時間前、会場となる洗心亭に到着。
ここは安芸さんのご夫君のご実家で、見るからに風格を感じさせる由緒正しき料亭である。

さて、会場の大広間で一休みする人あり。せっかくだからと津田の松原散歩する人あり。
私はもちろん後者(セミナーの内容は参加者の雰囲気を見ながらいくべよと思っているので、のんきなもんである)。


海辺の松林は、日本の原風景といったイメージがあるが、実際には見た事がなかったことに気づく。
ここにはまさにイメージそのまんまの松林があった。
値上がりの松、大蛇のような根が地上に突き出た松を初めて見た。
巨大な根があってこそ、見事な枝が伸ばせるのだなと感心する。
願い橋叶い橋、見合い橋出会い橋を往復で渡って、心の中で願いを込める。
みんな、こういう時は真剣な顔になる。
海辺で貝殻を拾って、キャッキャッとはしゃぐ。
海はすべての人を子どもにかえすパワーがあるね。
● 目うろこ猫セミナー
散歩から戻った洗心亭の玄関で、地元の参加者さんに出会う。
「ワッ、本物だ!」
ヘッ? 私のことか? なんだか、こそばゆいっす。
セミナー会場の広間に行くと、おおー、けっこうな人が集まっているでないの!
添乗員の並木さんが、
「南里さん、人気あるじゃないですか! これだけ人を集められるなら、全国巡業できますよ」
とニコニコしている。
いやいや、これは「CSねこいろ」の開業記念の無料セミナーだからね。
安芸さんが一生懸命参加者を集めてくれたおかげである。

キャットシッターといっても、まだまだ知名度は低く、どんなサービスかを知らない人がほとんどである。
それを香川県でやろうというのだから、応援のひとつもしないことには!
それにかこつけて、本場のさぬきうどんを食いたいという魂胆が見え見えではあるにせよ、あはは。
さて、大広間をほぼ埋め尽くしたみなさんを前に、中央のテーブルに安芸さんと並んで正座する。
まずは安芸さんのご挨拶。
続いて、私のおしゃべり。
セミナーちゅうような堅苦しい内容はなしで行こ。
少し緊張気味の地元の方を見て、そう決めた。
後ろに陣取った猫の森ファミリーはユルユルニコニコして、地元の方たちに暖かいオーラを発しているのがわかった。
OK! ファミリー援護、よろしくねー。

話し出してしまえば、後は野となれ、山となれ。
キャットシッターを始めたきっかけ、開業当初から現在に至る16年間での猫とのつきあい方の変化、猫の森が出来たわけ、そしてちびちびの物語。
泣かすつもりはなかったが、前列に座ったみなさんが涙を流すのを見て、かえってこちらがもらい泣き。
こんなに素直に感情表現してくれるとは、感激である。
1時間、あっと言う間に終わってしまう。
安芸さんが本を売り、私はサインをしながら、みなさんと言葉を交わす。
香川の方は熱い人たちばかりで、たくさんのパワーを頂戴する。
隣の部屋はすでに夕食会の準備万端であった。
オッシャー、飲むぞー!
私のテーブルは地元の方ばかりで、初対面関係なく、大いに盛り上がっている。
しゃべる、飲む、食べる、笑う、笑う!
いやー、猫という共通項だけで十分ですな。
他の5テーブルも大いに盛り上がっている様子、気になるようなことがひとつもないのは倖せである。
魚介類たっぷりの鍋、食べきれないよー、うひゃひゃ。

楽しい、実に楽しい。みんな、いい笑顔だ。
「千駄ヶ谷の猫の森事務所に遊びに来てくださいね」
「はーい、ぜひ行きます!」
きっと、この方たちは来てくださるにちがいない。

「南里さん、バスが出ますよー」
と橋本君に再三促されて、やっと席を立つ。
地元のみなさんと握手とハグハグして、洗心亭を後にした。
洗心亭のみなさん、本当に素晴らしいお料理とサービスをありがとうございました。
●スイートルームのキャンドルナイト
高松空港近くのホテルまで約1時間。
興奮覚めやらず、私は並木さんに
「全国をこんなふうにツァーとセミナーをして回れたら最高ですねー」
なぞと話し続けた。
有言実行、いつか必ずやってみしょう。
「ホテル到着1時間後に部屋のドアを開けておきます。猫の集会はお好きな方が、お好きな時間に、お好きなだけ、どうぞ」
はたして、1時間後、入浴を済ませたみんながスイートルームの私の部屋に三々五々集まってきた。
はじめはオイルマッサージで身体をほぐしたり、レスキュークリームの使い方をお話ししたり。
やがて、みなさんが持ち寄ったキャンドルを灯すと、自然に虹のたもとに旅立ったちびちびの話になった。
みなさん、ちびちびを愛してくれた方ばかり。
この夜いっしょに過ごした時間、ちびちびと私への深い理解と思いやりは、一生忘れない。
家にいると、どうしてもちびちびとの思い出が多過ぎてたまらない時期だったからこそ、こうしてツァーに出られたことは大きな救いと癒しになった。
ちびちびはこれも見越した上で、絶妙のタイミングで旅立ったのだ。

私はなんというすごい猫と出会ってしまったのだろう!
ちびちびが立役者となったビッグホリデーのツァー、猫Barでちびちびが引き合わせた仲間たち、私は素晴らしい贈り物をいただいてしまった。
これから、どうやってお返ししたらいいのだろう?
夜も更けて、みなさんがそれぞれ部屋にお帰りになってからも、なかなか眠れずに、ずっと燃え続けるキャンドルの灯を見ていた。
朝4時、窓を開けて新鮮な空気を入れようと外を見ると、眼下を白黒の物体が横切った。
それは紛れもなく猫。
朝の散歩というより、夜遊びした帰り道といった感じで、その猫は悠々と庭を横切って、家の中に入っていった。
やっぱり、猫はいいよな。
それから少し眠ったら、すっかり元気を回復した。
●2日め 超いい天気!の朝
7時、「ルビー」の間に集まった面々、きれいに晴れた天気にみんなニコニコ顔で、和定食の朝ごはんをいただく。
10時にはうどんやに行くというのに、がっつり食べる人が多い食いしん坊ファミリー。
「部屋が広くて、ゆっくりできたわー」
ツァーの売りであるシングルルームも好評でなにより。
そして、今夜テレビで映画「UDON」の放映があると知る。
にゃはは、私たち、本場でうどん食べてるもんねー。
ちょっとしたミラクル、ラッキーチャチャチャ!

●大興奮のJA産直市
快晴の天気、琴参バスは快適にさぬき路を走る。
菜の花が咲き、たんぼに名も知らぬ可憐な紫の花が春の彩りを添えている。
ヒバリがさえずり、ウグイスが高らかに練習の成果を歌い上げる。
そして、猫の森ファミリーは、昨晩から安芸さんが加わって総勢16名。
全員元気で笑顔が絶えることがない。
「ツァーでは産直市をどうしても外せない!」
2年前、徳島の産直市でおいしいものをどっちゃり買った時の幸福を忘れない私。
私のこんなわがままがみんなに通じるか?
もちろん通じる!
善通寺近くにあるJA産直市。
入り口付近は春の花であふれている。
1束100円! ああ、全部買い占めて持って帰りたい!
クゥー、クヌヌという思いを押さえるのに一苦労。
野菜も、あっ、あうっ、あぐっ!といった訳の分かんない声が出てしまうくらい新鮮で、しかも安い!
気がつくと籠はいっぱいだ。
不思議な葉っぱ、人参、大根、オレンジ、ほうれん草、菜花、ラデッシュ、新タマネギなどなど、合計1750円也。
うっそ! でも嬉しい!

で、隣接したヤマト運輸に行き、適当な段ボールをもらい、明日着で送ってしまう。
こちらの送料1370円。
ああ、買い物は楽しい!
みんなもやっぱり、好きだったみたい、うひゃひゃ。

●善通寺の戒壇巡り
産直市から善通寺まではものの数分。
お寺に入る前にバスガイドさんに案内されて覘いた昔なつかしの固パン屋さん。
ここもクリーンヒットで、量り売りの菓子を買って食べ比べて、にっこり。


善通寺の境内にある大楠。
自称「クスノキ」、楠大好きの私は大感激である。
毎朝明治神宮で出会う楠の何倍もある大木にただただ見とれる。
なにも言わずとも、その存在感だけで人を感動させるパワー。
自然は偉大だー。

さて、弘法大師誕生所である善通寺の目玉は「戒壇めぐり」。
長野の善光寺にも同じようなものがあったよな。
真っ暗な中を念仏を唱えながら手探りで歩く。
普段の生活では体験できない真っ暗闇だ。自分の感覚を信じて、歩を進める。
まったく怖いと思わなかったのは、一人ぼっちではなかったからだろう。
暗闇から出ると、太陽の明るさにしみじみ感謝したくなる。
お天道様、アマテラス様、ありがとう。
国宝の「一字一仏法華経序品」を見学し、本堂の廊下で日向ぼっこしていると猫になった気分。
ありがたい体験をした上、さぬき路で春うららを満喫、なんて贅沢かしらん。
バスに戻る前に数人で飛び込んだ遍昭閣は、「四国八十八ヶ所お砂踏み」があるところ。
ここは「四国八十八ヶ所各霊場寺院の御本尊をお祀りし、各寺院より頂戴した境内のお砂をそれぞれの正面に敷き、それらを踏みながら礼拝していくことにより、四国八十八ヶ所霊場を巡拝されると同じような功徳を積んでいただけるもの」なのだそうだ。
入り口で500円を5円玉100枚(そういう袋がちゃんと準備されている)に代え、88のご本尊を超スピードで順にお詣りしていく。
1枚づつだと5円玉が12枚余るのだが、途中何枚か余計に入れたりして、88番目でぴったり5円玉がなくなった時は、我ながらいい勘してるなと思ったものである。
これでツァー全員に成り代わり、88ヶ寺お詣りしたような気分。
●レアなセルフ店・宮川製麺所
「あ、まだ行列ができてないよ、ラッキー!」
土曜日は人気のうどん屋は朝から大変な人出らしい。
お目当ての宮川製麺所はうまい具合に空いていた。
行く先々でちびちびパワーを感じるなぁ。
さて、こちらは食べ終わってから自己申告でお金を払う方式のセルフ店。

目の前であげた天ぷらを選べるのはポイント高し。
私はあったかい麺に半熟卵のてんぷらをチョイス。
この半熟卵の天ぷら、関東ではまずお目にかかれないが、美味いのよ、美味いのよ、うふうふ。
でもって、例に拠って始まるお隣さんとの交換会。
ヒヤもいけますなぁ!
店内は狭いけど、回転がいいのでノープロブレム。
バスガイドさんもこの店は初めてということで、いっしょに食べていた。
「地元の人は麺を噛まずに飲み込む」
と聞いたので、密かに見ていたら、やっぱり何回かは噛んでたよ、あはは。
でも我々も2日目で、うどんの食べ方が上達した感じ。
ツルツルーツーッ。
麺もダシもお店によって全然違うから、何百件あっても飽きないし、つぶれることもないんだろうな。
お会計、ここも200円也。百円あったらマックじゃなく、うどんやへ行こうだね。
● いよいよこんぴらさん詣で
♪金比羅ふねふね♪
金毘羅船々(こんぴらふねふね)追風(おいて)に帆かけて シュラシュシュシュ
まわれば 四国は讃州(さんしゅう) 那珂の郡(なかのごおり)
象頭山(ぞうずさん) 金毘羅大権現(だいごんげん)
一度まわれば
■
金毘羅み山の 青葉のかげから キララララ
金の御幣(ごへい)の 光がチョイさしゃ海山雲霧(うみやまくもきり) 晴れわたる
一度まわれば
■
金毘羅石段 桜の真盛り(まさかり)キララララ
振袖(ふりそで)島田が サッと上る 裾(すそ)には降りくる 花の雲
一度まわれば

■
阿波の殿様 蜂須賀さま(はちすかさま)だよ シュラシュシュシュ
私ゃあなたの そばそばそばだよ ほんとに金毘羅大権現
一度まわれば
■
お宮は金毘羅 船神さま(ふながみさま)だよ キララララ
時化(しけ)でも無事だよ 雪洞(ぼんぼり)ゃ明るい 錨(いかり)を下して 遊ばんせ
一度まわれば
延々続くこんぴらさんの歌。
それはさておき、15日は神社のパワーが1.5倍になる日。
企画した時にはそんなこと考えずにいたのだが、物事は必然である。
東南アジア系おっちゃんガイドの谷口さん、本日2回目の登頂とのこと。
785段毎日登ってるわりには痩せてない。
なんぼ階段を登ったところでダイエットにはならんのよと最初に釘を刺される。

全員杖を持ち、谷口おっちゃんの軽妙な語り口に乗せられて、順調に登り始める。
暑くなく、寒くなく、絶好の天気。
うどんを食べた後の腹ごなしにもぴったり。
途中、何回かの小休憩を挟んで、全員無事本宮に到着。
明日以降筋肉痛になる人がいるかもしれんが、案外楽勝だったかも?
こちらの神様は大物主命。
因幡の白ウサギに出て来る大黒様といえば、わかりやすいかもしれない。
前回の伊勢神宮と並んで、江戸時代庶民が一生に一度は詣でたい神社の代表である。
堂々として風格がありながら、人に手を差し伸べてくるような親しみやすさを感じる神社だ。

参拝の後、昨日は霧で見られなかった展望台からの景色を堪能していると、谷口おっちゃんが
「桜はまだだけど、ここには年中見られる桜があるんよ」
と、本宮の左横手に連れて行かれた。
そこには、なんと金の桜の木が描かれていた!
渋さの中に本物の品を感じる見事な桜だった。
これだけのためにでも登った甲斐がある。
お札を購入し、下りの階段に(さらに奥社は階段をあと583段登ると到達するとのことだが、時間の関係で割愛)。
登って来たのとは違う階段を使うのは、神様にお尻を向けないような配慮だとか。
途中、代参犬の銅像は人気があって、触りまくられ、ピカピカツルツルになっていた。
金比羅さんは代理で詣でる逸話が多く、かの森の石松も次郎長の代理で金比羅さんに刀を奉納にきたという話、中村勘九郎主演ドラマ「森の石松」で見た覚えがある。
●金丸座で奈落を体験する
その中にも登場する「金丸座」。
ドラマでは客席で勘九郎の石松が観客で、舞台では勘九郎の実の息子の勘太郎が子役で見栄をきるという粋な演出だった。
今年は海老蔵が「金比羅歌舞伎」に出演するという。
冷暖房がないので、公演は春先4月のみ。
小屋のなかは、花道、すっぽん、かけすじ、回り舞台、セリ、空井戸、明り窓、ブドウ棚、そして奈落。

桟敷はかなり狭くて窮屈そうだ。
私が見るなら2階席がいいな。
ここで、勘三郎の平成中村座公演を観劇できたら、最高ですな。
チケットは、目が飛び出るくらい高値になることは間違いなしだけど。
●中野うどん学校で、踊りながらうどんを捏ねる
ガイドの谷口おっちゃんの所属する中野屋。
ここでは一般の人がうどん作りを体験できるようになっている。
つまりうどん打ちを申し込むと金比羅ガイドがついて来る仕組み。
名物のインストラクターがいて、テレビ取材などで訪れたタレントとの記念写真がたーくさん飾ってある。
このあたり、やはり観光地なのねーと思ってしまうだった。
前掛けをつけ、二人一組になって、うどんを作る。
私は石川さんとコンビを組んだ。
石川さん、手慣れた雰囲気で頼もしい。
うどんの材料は、塩、小麦粉、水だけだ。
季節によって変える塩加減がコシのあるうどんの秘訣。
石川さんが手でまとめあげたものを、ビニール袋に入れ、足で捏ねるのが私の役割。
イントラが手慣れた手順で、みなを引っ張る。
ラジカセで曲をながして、踊りながら踏み踏み。

猫の森ファミリー、見てる方もみんな踊ってる!
なんちゅうノリの良さ。好きだわ、こういうの。
こねあげたものはお持ち帰り用で、お家で食べてくださいねー。
後半は事前に用意されたものを、綿棒で伸ばして、包丁で切る。
これを沸騰した鍋でいれ、ゆでたてを食すという流れ。
細く切る人、太く切る人、バラバラの幅の人、みんなそれなりに美味しく食べた。

欲を言えば、冷めた天ぷらの代わりに生卵とネギやショウガの取り放題がよかったかな。
終了すると「免許皆伝書」をもらう。
コレ、うどんの打ち方の説明と綿棒がセットされているアイデア商品。
ただし、はたして家に帰ってから、うどんを実際に打つ人は何人いるものやら?
●さよなら、さぬき、また来るね!
うどんを食べ終わった面々はバスの出発時間まで自由時間。
私は「金陵」のワンカップを買い求め、ちびちび飲みながら付近の散策。
ひとまわりして、金陵の楠広場に戻ると、メンバーが木の下でひなたぼっこしている。

ああ、やっぱり猫だなぁ。
全員が好き勝手していながら、ちゃんと調和が取れている。
大人の集まりだから、ラクなんだなぁと思う。
そして、ちびちびが見守ってくれているのを感じる。
高松空港までのバスの中で、2回目猫セミナー。
金陵のワンカップとキリンラガーを空けちゃってるので、話は支離滅裂だったことだろう。
「今回のツァーで決意したことを宣言します! 私は『ちびの物語』を書いて、ちびちびの勇気や愛をみなさんに伝えたいと思います」
コレだけは、猫の森ファミリーに感謝を込めて言いたかった。
やがて、空港に到着。
みんな、疲れも見せず、あいかわらず輝くような笑顔で嬉しくなる。
CSねこいろの安芸さんともここでお別れ。
でも、彼女とは強い絆で結ばれているから、大丈夫。
さぬきの地にしっかりキャットシッターを根付かせてくれると信じている。
200%満足の旅、愛と思いやりにあふれた素晴らしい体験だった。
ひたすら、感謝、感謝、感謝!
次の旅で、またお会いしましょう!
スペシャルサンクス 写真:熊田治江(クマちゃん)



